ビジョントレーニング
「勉強嫌い」「集中力のなさ」「運動が苦手」なのは『目』つまりビジョン（視覚）に問題があるといったら信じられますか？
勉強や運動が苦手なら、まず「目」をチェックする。これは欧米では常識となっているのが事実です。
ビジョン（視覚）に問題があるかどうか簡易チェック表で調べてみましょう。
・黒板の文字を書き写すのが遅い
・本を読むとき行を飛ばしてしまう
・文章を読むのが遅い
・勉強をしていても、すぐに飽きる、嫌になる
・ジッとしていることが苦手
・運動神経が悪い（特に球技）
・よく転んだり、ぶつかったりする
・目が疲れやすい
・物覚えが悪い
・友達とうまくコミュニケーションができない
これらの原因は「目」の問題である可能性があります！
最近では「目」をうまく使えておらず、こういった症状があらわれている子供が年々増えてきてます。
原因として、子供がゲームやTV・スマートフォンなど、近くのものを凝視し続けている上に、外遊びが少なく、目やからだを伸び伸びと使う機会があまりにも少ないからだと考えています。
ビジョントレーニングで基礎能力を補うことができます。基礎能力が高まり、学習が楽にこなせるようになる可能性もあるのです。
ビジョントレーニングを行うと、適切な目の使い方が身につきます。すると「目」と密接な関係がある「脳」もうまく使えるようになり、基礎能力が培われ、効果的な学習ができるようになるのです。
ビジョントレーニングで学習能力が上がる！
国語や算数の文章問題が解けるようになった、小学４年生のYくんの場合
Yくんは、以前は読書をするといってもマンガ本を読む程度だったのが、「ビジョントレーニング」をしたことで、冒険ものの長編小説をスラスラと読めるようになりました。こうした変化は読書だけではなく、勉強の面でも見られました。今まではテストで記号問題しか解いてこなかったが、国語や算数の文章問題も、どんどん解けるようになったということです。
ビジョントレーニングで運動能力が向上する！
あこがれの４番バッターになれた、小学５年生のKくんの場合
Kくんは野球部に所属しています。「ビジョントレーニング」をしてからは「バットコントロール、守備力ともに向上している」と監督にほめられたそうです。今ではショートを任され、あこがれの４番を打っています。
「ビジョントレーニング」をすると創造力も高まります。その上、コミュニケーション力や段取りの良さ、対応力も身についていきます。これらの能力は、学校生活はもちろんのこと、社会に出てからもおおいに役に立ってくれるはずです。
大切なのは、見て考えて行動できる「見る力」
目で見た情報を正確に集め、それを脳で理解し、からだが反応していく。このような総合的な力を「見る力＝視覚」といいます。
視力も大切ですが、勉強やスポーツ、日常生活を営むうえで脳やからだと連携して正確にものごとを見極める「見る力」が重要なのです。
「見る力」を高める「ビジョントレーニング」
「ビジョントレーニング」は「見る力」を高めるためのトレーニングです。目とからだを動かすことによって脳が活性化し、学習能力や運動能力、創造力、コミュニケーション能力などが向上していきます。
「ビジョントレーニング」は元々欧米で７０年以上の歴史があり、アメリカでは子供たちが小学校に入る前に必ず視力以外の目の機能を調べる専門的な検査を受けます。そして、もしそこで何らかの「見る力」の不具合が見つかった場合、ビジョントレーニングを受けることがよくあります。
また能力アップを目的として、アメリカのオリンピック出場選手団や多くのプロスポーツチームでビジョントレーニングが取り入れられ、多くの成果を出しています。プロ野球のイチロー選手も日本にいた頃にビジョントレーニングをして「見る力」を高めていました。
「ビジョントレーニング」を必要とするすべての人が、ごくあたりまえに実践できる環境を！
現在の日本におけるビジョントレーニングは少しずつ認知度が高まってきており、その中で理論的な事はある程度発信されていますが、「それをどのように実践するのか？」という情報は、まだまだ不足しているのが現場で指導している多くの皆様の実感ではないでしょうか。
また現場で指導していると、「学習」や「スポーツ」などにおける「具体的な成果」に意識が向いてしまいがちですが、それよりも前段階の「基礎」作りをまず考えるべきで、「どうやって土台となる基礎を作り、その上に何を建てるか？」ということの方がはるかに大事だと思います。
ビジョントレーニングの素晴らしさを一人でも多くの皆様にご理解いただくことで、勉強やスポーツ、コミュニケーションを楽しめる子供が増えれば、子供自身の悩みも子育ての悩みも大きく減り、より良い毎日を過ごせるようになるはずです。
そのためにもビジョントレーニングを必要とする全ての人が、正しい理解をして活用できる環境を整えられるように、活動を続けて参ります。
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